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by over-ruled
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環境に優しい人間、登場。

バイオエタノール燃料の普及にともない、ガソリンより環境に優しい燃料が導入され始めている。
バイオエタノール燃料は、主にサトウキビを使ったものが多いが、これによって排出する二酸化炭素を減らし、地球温暖化の抑止力になるという期待も高い。

現時点では、自動車が主になるが、将来的には、お掃除ロボットなどへの導入が検討されている。

ところで、現在エネルギーとして欠かせないものに、ガソリン以外に電気というものがあるが、これも多くは火力発電所で原油を燃やして作っているもので、環境に対しては優しいとは言えない。

そこで、電力を環境に優しい形で供給しようという試みが為されることになった。

環境先進国では、スポーツクラブのジムにおいてあるマシンに、自家発電機をつなげることによって、運動する人たちのエネルギーを電気に変換する試みが行われている。特に効率が良いとされているのが、通称「グリコーゲン発電機」である。

これは、人間がランニングマシンで走ることにより、その運動をタービンに伝えて発電するもので、肥満の体格の多い先進国では、ダイエットとエコロジーの「一石二鳥」という事で、大勢のひとがスポーツジムにつめかけている。

この「グリコーゲン発電機」の効率の良さは、発電するのが人間であり、また発電する(=運動する)必要に迫られているからである。また、発電する人間に与えるカロリーが少ないのも特徴。キャラメル一粒で、340メートルを走るので、12粒入りのキャラメルで、およそ4キロメートル走る計算になり、この発電効果はコストパフォーマンスにとても優れている。

各地で、大規模な「人力発電所」が設けられるようになり、ダイエットの必要がない人には、ヤクルトが支給されるとあって、失業者やニートが大勢集まっている。
東京の夜景が、人力で作られる日も近い。
by over-ruled | 2007-07-06 07:27 | 環境破壊の広場